介護職で働く場合に求められるもの

介護報酬改定が行われるにつれて、施設側ではデイケアサービスと施設入居などを組み合わせた複数の介護サービスを提供しなければ、施設の維持が難しいような状況も生まれている。
介護の業界では、年齢に関係なく中高年であっても正社員として募集を行っているので、理念に賛同して共にチームワークを持って働ける人材を求めている傾向がある。

デイケアサービスのみでは介護報酬が少ないことから、入所者が常時いる状態の特別養護老人ホームに加えて、昼間の介護サービスも提供するといった所もある。そういった介護施設では特に正社員の仕事は多岐に渡るので、複数の仕事を切り替えて順次こなして行けるだけの事務処理能力が求められるだろう。また、入所者と利用者に加えて、更にその家族に至るまで人当たりよく、チーム一丸となってサービス提供を心掛ける必要がある。

介護職員初任者研修を修了したばかりのスタッフだけでなく、介護福祉士や社会福祉士に加えてケアマネージャーや理学療法士まで同じ施設内のスタッフとして共に働いている施設も珍しくない。
加えて、介護施設で募集がかかっている正社員の仕事は、夜勤が月に5回程度セットで組まれていることを忘れてはいけない。介護が必要な入所者は、24時間いつでも介助できる状態を確保しておかなければならないため、交代制の夜勤が含まれることと夜勤専門で勤務するパート勤務者がいることにも留意する必要がある。
全てのスタッフと連携して働くためのコミュニケーション能力が求められているのである。